ExtractData 1.07
制作者: 結羽
http://twin.tn.st/
開発環境:
Windows XP SP2, Core2Duo E6700, メモリ2GB
Visual C++ 2005 Express Edition
動作環境:
Windows XP (Vistaでも動く模様。98/Me/2000でも動くと思うけど動作確認してない)
■はじめに
色々なゲームのアーカイブファイルを展開するツール。
対応状況については State.txt を参照。
■使い方
起動したら、[ファイル] -> [ファイルを開く]、もしくはウィンドウにドラッグ&ドロップで、展開したいアーカイブファイルを開く。
そのファイルに対応していれば開けるが、対応していない場合は開けないので諦めれ(ぉ
ただし、アーカイブファイルの中身がAHX、BMP、JPG、MPG、OGG、PNG、WAV、WMVであれば、探し出すことが可能。
開けたあとは、取り出したいファイルを選択して、[抽出] -> [選択範囲を抽出] でおk。
全部取り出したい場合は、[抽出] -> [すべて抽出] でおk。
また、選択したファイルをダブルクリックすると、閲覧/再生が可能。
■メニュー項目の説明
・ファイル
[ファイルを開く] …… ファイルを開く。
[終了] …… ExtractDataを終了する。
・抽出
[選択範囲を抽出] …… 選択したファイルだけ取り出す。
[すべて抽出] …… すべてのファイルを取り出す。
・設定
[オプション] …… オプションダイアログを出す。
・ヘルプ
[Readme.txt] …… Readme.txt(今見てるもの)を開く。
[History.txt] …… History.txtを開く
[State.txt] …… State.txtを開く。
[バージョン情報] …… ソフトのバージョンが確認出来る。
■オプション項目の説明
[基本設定]
・リストの設定
ファイル情報を表示するリストの背景色と文字色。
色の指定方法はRGBを16進数で表記(RRGGBB形式)。
・検索するファイル
対応していないアーカイブファイルから、どの種類のファイルを探すかの設定。
アーカイブされているファイルがわかっている場合には、それのみにチェックすることが望ましい(速度的な面で)。
・検索精度
OGGを"OggS"のみで探すか、もう少しチェックして探すかの設定。
誤検出を防ぐため、普段は検索精度を上げておくとよい。
[抽出設定]
・フォルダごと抽出する
チェックを付けると、抽出するファイルのファイル名にフォルダ名が含まれている場合、フォルダも生成する。
・OGGファイルのCRCを修正する
チェックを付けるとCRCを修正して抽出するようになる。
CRCを修正することで、CRC不一致により再生できないOGGを再生できるようになる、かもしれない。
・簡易復号機能を有効にする
チェックを付けると、暗号化されているファイルに対して単純な復号処理を施すようになる。
今のところ、bmp、jpg、mpg、ogg、png、tlg、吉里吉里のスクリプトファイルのみが対象。
・出力画像形式
出力する画像のファイル形式。
容量を抑えたい人はPNGにするとよい。圧縮レベルは0が無圧縮で、9が最高圧縮。
なお、元々のファイルがJPGやPNGの場合は、JPGやPNGのまま出力される。
・αブレンドを行う
チェックを付けると、設定した背景色とαブレンドを行い、24bitで出力するようになる。
α値が必要ない場合はチェックしておくとよい。
・背景色
αブレンド時に使用する値。
色の指定方法はRGBを16進数で表記(RRGGBB形式)。
・出力先
「毎回指定する」場合、抽出を行うたびに出力先を指定するダイアログが表示される。
「入力先と同じフォルダ」の場合、開いたファイルがある場所に、開いたファイルと同名のフォルダを作成し、その中に出力される。格納されているファイルが1つの場合は、その場所と同名のフォルダを作成する。
「下記のフォルダ」の場合、下記で設定したフォルダに出力される。
・バッファサイズ
ファイルを抽出する際に使用するメモリの大きさ。
・テンポラリフォルダ
ダブルクリックで閲覧/再生した場合に、一時的に抽出する場所。
一時的に抽出されたファイルは、アーカイブファイルを開いたときや、ExtractDataを終了したときに削除される。
削除できなかったファイルは TmpFileList.txt に記録し、次回削除する。
[Susie設定]
・Susieプラグインを使用する
チェックを付けると、Susieプラグインも使用してファイルを開いたり抽出したりするようになる。
なお、プラグインが読み込まれるタイミングは、ExtractData起動時と、更新ボタンを押したときだけである。
Susieプラグインを使用しない場合は、起動時でも読み込まれないので、HDDへの無駄なアクセスが心配な方でも安心!(ぇ
・Susieプラグインを優先する
チェックを付けると、内蔵エンジンよりも先にSusieプラグインを使用して開いたり抽出したりするようになる。
Susieプラグインの方が優れている場合に使ってくれ。
・各プラグインのON/OFF
リストに表示されているファイルが現在読み込まれているSusieプラグインである。
チェックを付けるとそのプラグインを使用するようになり、チェックを外すとそのプラグインを使用しないようになる。
他のプラグインが邪魔で正常に開けないときなどに有効。
・Susieプラグイン自身の設定
青色で表示されているプラグインは設定ダイアログを実装したプラグインである。
右クリックメニューから設定を呼び出すことが可能。
■ショートカットキー一覧
Ctrl+O …… ファイルを開く
Ctrl+Q …… 終了
Ctrl+S …… 選択範囲を抽出
Ctrl+Shift+S …… すべて抽出
Ctrl+E …… オプション
Ctrl+A …… すべて選択
■アンインストール方法
レジストリは使用してないので、フォルダごと削除でOK。
■報告等についての注意
バグ報告については大歓迎。
その際はバグが出たときの状況(どのような操作を行なったかなど)をできるだけ詳しく書いてもらえると、こっちでもバグの再現ができて修正しやすい。
動作報告についてはファイル検索機能を使わずに開けたもののみ受け付ける。キリがない気がするので。
汎用エンジンのものは特に報告する必要なし。フォーマットが変わって開けなくなった等であれば別だが。
吉里吉里の場合は、tpmで暗号化されているものが復号できてたら報告頼む。
要望はほどほどに。正直対応しきれん。
製品版を持っていないことが多いため、製品版と体験版で暗号等が異なる場合は対応できない可能性が高い。
■謝辞
・nwa -> wav変換に jagarl 氏の nwatowav のソースを参考にしました。
・XP3アーカイブの展開に にっくる 氏の xp3dec のソースを参考にしました。
・MELTY BLOODのアーカイブ展開に hikobae 氏の mbextract のソースを参考にしました。
・最終試験くじらのcpsの復号に hikobae 氏の Isana のソースを参考にしました。
・DSCの復号に ぷぅ 氏の DECDSC のソースを参考にしました。
・CompressedBGの復号に 十一寒月 氏の nr のソースを参考にしました。
・packの展開に 十一寒月 氏の gage のソースを参考にしました。
・cpzの展開に 十一寒月 氏の cpz のソースを参考にしました。
・iarの画像展開に 十一寒月 氏の iar のソースを参考にしました。
・FilePackVer3.0のpackの展開に asmodean 氏の exfp3 のソースを参考にしました。
・PS2版CLANNADの音声抽出に 191 氏の decahx のソースや、258 氏の makekoe のソースを参考にしました。
・nsaの展開に ONScripter のソース や、いわもと 氏の nsaarc のソースを参考にしました。
・rct/rc8の復号に Peter Jolly 氏の MAJIRO用のSusieプラグイン のソースを参考にしました。
・SummerDaysのアーカイブ展開に sdsplit のソースを参考にしました。
上記の件につきまして、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
■著作権
・OGGのCRC修正機能は、Xiph.org Foundationが作成・配布しているソースを使って作られています。
・nbzの解凍は、Julian R Seward 氏の bzip2 のソースを使って作られています。
■今後の予定
・ういんどみるのhg2に対応(ぼちぼちと解析中)
・D.C.IIのvoice.datに対応
・ふぃぎゅ@メイトに対応
・ロンド・リーフレットに挑戦(ぉ