バーの値や[書体]の変更で良好な文字が得られない場合には、以下の点に注意して新たに文字を書き直してみてください。
○現状では文字はあまり大きなものにせず、画面の縦に3文字程度以上は入る大きさで描いてみてください。
○毛筆崩し体は縦書きが一般的であるため、このソフトにおいても文字列は通常は縦書きで描くようにしてください。
○変換は文字認識に基づいて行われるものではないため、元文字の形を特に明瞭に(四角張った形に)書く必要はありません。かえって滑らかな崩し文字が得られにくくなります。
また、乱れた文字の整形に主眼を置いたソフトでもないため、ぎこちなさ過ぎる文字の場合も良い結果を得にくくなります。
あまりにもぎこちない元文字や、四角張り過ぎた元文字にならないようにしてください。マウスではなかなか描きづらいものですが、紙の上に(おおよそ綺麗な)楷書系の普通の手書き文字を書いたときのような状態の元文字を出来るだけ描くようにしてみてください。
一般には、カクカクした感じの文字を書くよりは、柔らかめの、(大きさだけでなく形としても)こじんまり気味の元文字を書いた方が、良質な文字に変換される可能性が高くなります。
なお、多少ぎこちないという程度の元文字であれば、変換バーの[筆脈]か[軽み]の値を多少大きめにすることで、文字の品質を上げられる場合があります。
○文字の書き方による変換のされ方の相違を見るために、同一画面に大きさや形や書法を変えながら同じ文字を何文字か書いて変換(の実験を)してみるという方法を試して頂くのもよいかも知れません。